稚子桜は陶幻鄕随一の枝垂れ桜です。
隣には稚子の松という松もあり、お稲荷様が祀られています。
昼は桜色、夜は夜桜ちゃんが根城にしており、夜に赴くのは危険かもしれません。
現実セカイでは宮崎村小曽原に存在し、「児ノ松」と「児櫻」という小字があります。
この稚児というのは、昔近くの山城が落城する際に、せめて幼君だけでもと乳母に背負わせ逃げたものの、この地にて追い付かれ自刃したという言い伝えがあり、その霊を弔い松と桜を植えた事から稚子の松、稚子桜と呼ぶようになったそうです。
また、この地では元々狐の悪戯が激しく、村人が大変困っていました。対策としてお稲荷様をお祀りしたところ、狐の悪戯も収まったという言い伝えもあります。(出典:宮崎村誌)
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